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ジュリー下戸の歌舞かれて東京

歌舞伎のイヤホンガイド解説員になるのが夢のイチ歌舞伎ファンが書いているブログ

2016年歌舞伎納めが済んだので1年振り返る

歌舞伎大好き!

こんにちは、ジュリー下戸です。

突然ですが、わたしは年末年始が大好きです。特に年末は、新しい一年をまっさらな気持ちで迎えられるよう、せっせと「〇〇納め」にはげみ、2016年の振り返りをします。そして日本語の挨拶で一番好きな言葉は「良いお年を」です。

去年の秋に歌舞伎と出会い、2016年のお正月に古典歌舞伎を観始めたわたしの1年は、クリスマスに観賞した「あらしのよるに」をもって一旦幕となりました。
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クリスマスらしいアドリブもあり、愛とやさしさたっぷりの、最高な2016年歌舞伎納め。というわけで、今年1年の歌舞伎鑑賞をざっと振り返ってみたいと思います。

観た演目

内訳

チケットの半券が捨てられないタイプの人間なので、せっかくですからエクセルでデータ化してみました。何月に何回、いくら使ったか、どこの劇場に行ったかをまとめたのですが、この作業が結構楽しかったので、これ毎年やりたいなと思った次第です。

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2016年に観た歌舞伎の公演(シネマ歌舞伎含む)は21回!平均すると月1,2回は観ていたということになります。チケット代は約11万。ここに交通費や筋書、イヤホンガイドなどのお金が加わって、年間約20万円を歌舞伎に落としているということになるでしょうか。もうちょっと多いかな。この回数・金額が他の方と比較して多い少ないは全く気にしていない(だって上も下も見ていたらキリがないと思う)のですが、果たして自分の身の丈に合っているのか?という疑問はあります。ちょっと上半期、節操なさすぎた気がする。

幕見席が思っていたより見やすいことに気づいてからは、頻繁に劇場に足を運べるようになり、結果、色々な演目が観られてハッピーでした。逆に、一等席でも全く"一等感"が感じられずションボリ、ということもありました。来年はもっと賢く、うまく、有意義にお金を使いたいなあ。

がんばって奮発した公演

新春浅草歌舞伎

若手の公演なので、1等席でも9000円。手が届くね。

ワンピース歌舞伎

福岡の千穐楽へ。日帰りは疲れた...秋の巡業は、反省を生かして宿泊にしました。笑

六月大歌舞伎

歌舞伎座デビュー。猿之助丈の狐忠信。

あらしのよるに

一年の歌舞伎納め。本当に素晴らしかった!!

※この記事を書いたあと、もう1度観てきました。

読んだ本

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なんたって、古典歌舞伎を観たのは2016年に入ってから。分からないことばっかりです。もちろん舞台を観て「わーすごーいきれーいかわいーかっこいー」で終わらせるのだって可能だし、実際それだけで随分と心が満たされるものなのですが、それじゃ足りない、欲張りな楽しみを知ってしまったのです。「この役者さん、こんなお役もされるんだ~」と役者の顔と名前が一致する。「前よりカッコよくなっている...」と役者の変化に気づく。「これ、あの演目のオマージュだ」と以前観た作品とのリンクに気づく...etc。歌舞伎のことを知れば知るほど、鑑賞が楽しくなっていく。
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やがて、わたしは書店・古本屋を駆け巡り、「伝統芸能」コーナーの棚を物色するようになりました。(ちなみに町田のブックオフが歌舞伎関連書籍の量が多くて良かったです)

面白かった本

これからの歌舞伎を担う、若き才能溢れる役者たちが自分の「いま」を話す対談集。共通の先輩。親。仲間。兄弟。師匠。テレビと舞台。歌舞伎役者としての人生を選ぶこと...。何年、何十年と経ったとき、きっともっと味わい深く読めるはず。20代なかばのわたしが、同年代の彼らのこれからを、自分の人生と並行して見守って行ける幸せを噛み締める一冊。

染五郎の超訳的歌舞伎

染五郎の超訳的歌舞伎

 

新しい試みに積極的に挑んでいく染五郎丈の、毎月の連載をまとめたもの。ピックアップされた演目にまつわる染五郎さんのお話が展開されていきます。役者が舞台で考えていること、演じる上で難しいポイントなどを赤裸々に書いている。巻末には市川猿之助丈との対談が収録されており写真も盛りだくさんなのですが、染五郎さんがイケメンすぎて絶句。

坂東三津五郎 踊りの愉しみ

坂東三津五郎 踊りの愉しみ

 

坂東巳之助丈のお父様、今は亡き坂東三津五郎丈の本。「ぼくらの歌舞伎」で若手が「三津五郎のおじさま」と言って話題にも出ていた踊りの名手、基本と古典を大切にする真摯な姿勢が本当に素敵です。「舞踊において床を踏み鳴らす音は、役者の命の音」という箇所に鳥肌。わたしはその振りが大好きなのです。三津五郎さん、生で観てみたかったな...

「歌舞伎が好きな自分」

この1年、幾度となく劇場に足を運びました。そこに行くためにちょっとおめかしするのも、鑑賞後に銀座をてくてく歩くのも、なんだか背筋が伸びる思いがしてたまらない。歌舞伎は素晴らしく、そんな歌舞伎のエネルギーを全身に浴び、その身体で街を大股で歩く、おめかししたわたし。

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酔っています。「歌舞伎が好きな自分」に。酔っていますとも!歌舞伎があんまり良いものだから、いつの間にか、歌舞伎を好きな自分のことまで好きになっていたのです。もちろん、それが一番の目的ではないけれど、そういう思わぬ副産物があって、それも含めて歌舞伎が好き

「あいつは歌舞伎が好きな自分に酔っている」なんて声が聞こえてきたって、「その通り!気持ちいいよ」と答えてしまおう。そして来年も、下戸なわたしは、歌舞伎にたっぷり酔わせてもらっちゃおう。

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来年も新春浅草歌舞伎から歌舞伎はじめ予定です。たのしみ~!

 

ジュリー下戸でした。ありがとうございました。