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ジュリー下戸の歌舞かれて東京

歌舞伎のイヤホンガイド解説員になるのが夢のイチ歌舞伎ファンが書いているブログ

深川江戸資料館に行ってきました

こんにちは、ジュリー下戸です。

先日、清澄白河にある深川江戸資料館に行ってきました。お目当ては、特別展。
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期間終了間近、ギリギリ駆け込みで行ってきました。清澄白河って、東京都現代美術館に1度行ったきり初めて行ったので、ちょっとドキドキでした。あんまり、馴染みのない界隈。

(そして休館中だった)

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曇天で、本当に寒い日だったので、モコモコしたコートを着て防寒。下町の子供たちは、屋外で薄着のまま、シャトルランみたいなことをしていたので「下町っ子強い」って思いました。それにしても、清澄白河の街は新旧ごったまぜでありながら、まだまだ古い建物が多くて、そんな中に「え?ずっと昔からありましたけど」っていう感じで新しいお店がしれっと隠れていて面白い。これから先もっと変化していきそうな気がするなあ。

常設展

建物に入り、受付の女性に「"歌舞伎の世界展"を見たいんですが」と言うと「常設展示の奥にあります」と言われ、そうか~じゃあついでに常設展も見るか~とのんびり思っていたのです。

が!!!安い入場料(大人400円)に油断しました。この常設展が、バイ。概観からは中の広さを把握できなかったのですが、突然視界が開けたと思ったら、建物の中に江戸の街の一角が再現されていたのです。...何を言っているのか分からねーと思うが.......

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こういうことだぜ!お店や民家は扉が開け放たれていて、靴を脱いで上がることもできます。日用品を手にとることもできる(壊さないようにね!)。ボーッとしていると、いつの間にか日が暮れていて「火の用心」の声が遠くから聞こえ、どんどん街が暗くなっていく...なんという非日常感。そんなに展示スペースは広くないのにも関わらず、この路地の雰囲気によって本当に江戸の街に迷い込んだような気持ち

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屋根の上に猫がいて、時々鳴くのですが、この子が鳴くたびにお客さんたちがソワソワとして「猫だ...」「どこかに猫がいる...」とひそひそ話す声が聞こえ、その妙な連帯感が面白かったです。

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突然のお稲荷さん。夜のタイミングで訪れるとマジで怖い。写真を撮ったのは、ちょうど夜が明けたあたりです。

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こっ...ここは!!「浮かれ心中」で、栄次郎が心中ごっこをしていたら男に刺されてしまって本当に死んじゃった、桟橋ーーー!!(?)

 

まあ、お江戸に桟橋はたくさんあったでしょうけどね。でも「こ...これが聖地巡礼...」と思わずにはいられませんでした...聖地巡礼をするようなオタク生活をしたことがなかったので「そうか、歌舞伎の舞台は意外とわたしの身近なところだったりするのだな」と思うと急にソワソワしてしまうのでした。

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足元もぬかりない。建物は全て原寸大、表通りの幅はちょっと狭く作ってあるそうですが、火の見やぐらもものすごい高さのものがちゃんと設置されていて圧巻です。

もちろん長屋の中に住人はいなかったのですが、気配がするというか、「ちょっと席を外してます」くらいの雰囲気が漂っていてそれがすごい。全部作り物なのに、住んでいる人が戻ってきそうな気がする。だからおうちの中に上り込むとき、ちょっと罪悪感が生まれます笑

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1人で行ったので、「展示の中にいるわたし」の写真を撮れなかったのが残念。今度は絶対に彼氏(カメラマン)を連れていくぞ!今回は合成で再現。

で、気づいたら1時間くらいいました。だ、だって、面白いんだもん!!写真もOKなんだもん!!ボランティアのおじさんたちが町中をてくてくしているので、展示について質問攻めにするのも良いかもです(わたしは、別のお客さんに解説しているのを耳をそばだてて聞いていました。今度はちゃんと教えてもらいたいなあ)。

やっと特別展

常設展を心行くまで楽しんだ後は、ようやく「歌舞伎の世界展」へ。

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しょっぱなから、歌舞伎の典型的なお姫様「赤姫」セットが登場。かつらを間近から舐めるように見ることができます。すごいすごい、こうなってるんだ...!!と大興奮。髪の毛より、髪の毛以外の割合が多い!!なんか枕みたいなの入ってるし、なんてエキセントリックなんだ...銀の髪飾りがきらきらとして本当に美しくて溜息が出ました。黒御簾の中からオルゴールが聞こえる...

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プリンセスセット。
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刺繍、思っていたよりずっとガーリーだった...パステルカラーのお花が散りばめられていて、ザ・女の子!って感じ。さすがプリンセスだぜ。「赤姫」と呼ばれるのは、もちろん「赤い着物を着ているから」です。分かりやすくていいね。

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弁慶セット。胸元のぽんぽんがキュートです。弁慶、お着物のチェック柄がかわいいなー、何チェックという模様なのかな?と思って調べていたら、なんと「弁慶格子(べんけいごうし)」という名前がついていました。

江戸時代には本当にいろいろな模様の着物があって、チェック柄もたくさんあったようなのです。どう見てもギンガムチェックだろ!みたいな柄を着た役者の浮世絵もあるし。いやー、ずっと昔からチェック柄は日本にあったはずなのに、どうも諸外国のお洋服文化にひっぱられてしまって「あ...チェックだ...かわいい...///」って思っちゃうな。

しかし弁慶、オシャレだなあ。色もほぼ3色に絞ってあるし、赤い扇が刺し色になっているし。ジャパニーズ・サプール。

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あ!!こ...これは.........!!

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土手の道哲~~~!!!!10月の巡業で、市川猿之助丈と坂東巳之助丈が演じた13替りのうちの1役、だらしない坊主「土手の道哲」が披露した「悪玉踊り」に使うお面!と、桶!!道哲を演じる巳之助丈が最高すぎたので、わたしは悪玉踊りが大好きになったのですが、このお面を、鼻息のかかるところで見つめることができるなんて...!!(文字のところが網目になっていて、一応視界が確保されていることが分かりました)

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本当に充実した展示でした。写真もOK、場合によっては触ってもOKという深川江戸資料館の寛容っぷりには驚きましたが、常設展示は本当に圧巻でした。着物を粋に着こなして、江戸の町人ごっこをしたすぎます。また絶対に行くぞ~!!
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公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団

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ジュリー下戸でした。ありがとうございました。