読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ジュリー下戸の歌舞かれて東京

歌舞伎のイヤホンガイド解説員になるのが夢のイチ歌舞伎ファンが書いているブログ

第4回淑女計画「秋の夜長と淑女のレターセット」

淑女計画

拝啓

こんにちは、ジュリー下戸です。

前回の記事で「寒い!でもマフラーを巻いた人がいない!」とプリプリしていたわたしですが、寒さに耐えきれず、先日大判ストールを買いました。こいつがまた曲者で、毛がどんどこ抜けていく。毛むくじゃらの犬と遊んだあとみたいな状態になってしまうので、コロコロをかけながら、ちょっと...聞いてないよお...という気持ちになっています。さて、ジュリー下戸淑女化計画略して「淑女計画」第4回は、レターセットについて書きたいと思います。

淑女計画始動のいきさつは第1回の記事をどうぞ。

(ちなみにこの記事で購入した白いハンカチを持ってシネマ歌舞伎を観に行ったんだけど、ハンカチがわたしの涙と鼻水を吸い切れず、顔面がひどいことになりました。淑女への道は長く険しい)

わたしたちの教科書は、加藤ゑみ子先生のこの書籍。

淑女に見える気品のルール

淑女に見える気品のルール

 

 

筆まめな女

年賀状を全然書かなくなっちゃったなあ。やっぱりケータイを持ち出した高校生あたりから、年賀ハガキにどうしても魅力を見いだせなくて書くのをやめちゃった(そのかわり、年始はデコメでゴテゴテにしたお年賀メールを一斉送信したりしてた。大学からは、それもなくなった)。

f:id:jurigeko:20161023081502j:image

でも、お手紙ってよくよく考えたら、手間ひまかけた贈り物だ。わたしは文字を書くのも絵を描くのも(へただけど)好きなので、好きなひとや、お世話になったひとに、さらさらっと文字をしたためるのも素敵かもしれない。

メール全盛時代、手紙を書く行為そのものが育ちの良さを示すようになりました。したがって、かつてと異なり、何かいただいたりお世話になったりした場合、すぐにお礼状を書くだけでも淑女の証となります

P.146「Rule56 お礼状の字は、万年筆。」

筆まめな女って、粋だわね。思い立ったら吉日、銀座ITOYAと丸の内KITTEにて「お手紙セット」を買いました。シンプルな無地で、素材にこだわった、誰にでもどこにでも出せるレターセット。愛用の万年筆に似合う、シックでおしゃれなデザイン...
f:id:jurigeko:20161023081520j:image

じゃーん!

野暮とは分かっちゃいるけれど、どうしてもブランドにはこだわってしまうんだなあ。わたしが手紙を書くのに使用している便箋も封筒も、LIFEのもの!万年筆が変にしみたりしなく、見た目もかわいいので取り出した時に良い気分になれるのも良い。形から入るわたしにとって「見た目麗しさ」は必須項目である。

夜の青のインク

f:id:jurigeko:20161023152614j:image

ずっと愛用していたインクがなくなってしまったので、KITTEで買った、夜の海のようなインク。このパッケージ!!このお値段(300円)!!このサイズ!!カートリッジ式ではなく吸引式の万年筆を使用しているけれど、都度の面倒くささと引換えに、たまらぬかわいらしい瓶を手に入れているのだ。もう2年も使っているというのに、インク補充の時に必ず手を汚すけど、それでもこの満足には代えられないのである...いい加減慣れろという話でもある。

以前使っていたインクについて熱く語っている記事を書いていましたのでよかったら↓

記念切手の誘惑

通常の切手より、美しい特別デザインの切手が貼ってあった方が、送られた側にいっそうよい印象が残ります。そうした気配りができるのが淑女というもの。

P154「Rule60 手紙には、記念切手。」

買い物のついでに、ふらっと郵便局に立ち寄って、かわいい記念切手が売られていないかチェックするようになった。今まで全く気にしたことがなかったけど、記念切手って結構な頻度でリリースされていて、しかも使用期限がない。オリンピックとか「〇〇の日」にちなんだ記念切手がある一方「日本の野菜」なんて、何の記念なのだ...と考えてしまうような切手もある。

f:id:jurigeko:20161024103253j:image

切手収集という趣味が今までいまいち理解出来なかったわたしだけど、もう2シートも買っている。ハマってしまう...。

るきさん (ちくま文庫)

るきさん (ちくま文庫)

 

わたしの愛読書「るきさん」の趣味も切手収集だ。長いこと集めた切手を、ある時は友人に奉仕し(「国土緑化」の切手)、ラストでは全部売り払ってイタリアに行ってしまう。「切手収集=貯金」ということにわたしは気づく。るきさんは、お金が大好きだから使わないでとっとくのだと言っていた。ああー!切手収集も貯金もラストの伏線だったんだー!!と頭を抱えたのが、るきさんを読み出して3年目のこと...(実際は伏線でもなんでもないかもしれないんだけどさ...)。

趣味のひとつに「切手収集」を加えようかと真剣に悩んでいるところ。

字が汚い問題

悩みのひとつとして、わたし、悪筆なんですよね。小学生の頃マンガ家になりたくて、少女漫画家が吹き出しの外に書き込むような丸っこい字を意識しまくっていたら、夢を諦めたあとも抜けなくなってしまった。かえって、丸っこい字を卒業しようと無茶をして、ただ字が汚いだけの人になってしまっている。まあ別に、字が汚いせいで死んだ人はいないわけだし。と思っていたら、

やはり、きれいな字で書かれた手紙やメモを見ると、つい、頭のいい人、美しい人だと錯覚してしまうから不思議です。(中略)これは、まったく根拠のないことではありません。美しく丁寧に書かれた文字は、読みやすい。つまり、そこには、読み手に対する思いやりがあります。相手に対する思いやりは、淑女の重要な要素のひとつです。

P.150「Rule58 ひそかに習う、ペン習字。」

...ああ!

ダイソーにも「ペン字練習帳」は売っている(しかも内容がものすごく充実している)ので、わたしはこっそりと、家に帰ってから練習をしています。だから、ちょっとはマシになりました。これでも。そして「字がお綺麗ですね」と、生まれて初めて言われました。

書いてみた

f:id:jurigeko:20161025000857j:image

というわけで、書いてみた。無地の便箋のよいところは、こうやって絵をはさみながらぐだぐだと書いても、罫線の下敷きをしいて丁寧に書いても素敵、という点に尽きるね。こんなふざけた手紙も、キッチリカッチリしたお便りも、なんでもいけちゃう。いつも万年筆で描いたイラストはスキャンしてしまっているけど、インクの趣はやっぱり実物を見て感じるのが1番。わたしのタッチじゃいまいちアレだけど... 。

 

何かお世話になった方がいらっしゃるとき、ふと「元気かな」と昔の知人を思い出した時、Facebookもいいけど、お手紙という選択肢を思い出すと、ちょっと良い。昔から「無沙汰は無事の便り」というけど、それは困った時にお手紙を出すことが前提の世界でのお話。今は緊急時ともなれば、どうせメールの方が早いのだから、無事なときこそまったり筆をとるのが素敵なんじゃないかしら。と、秋の夜長に思うわたしなのでした。

 

ジュリー下戸でした。ありがとうございました。

かしこ