ジュリー下戸の歌舞かれて東京

歌舞伎のイヤホンガイド解説員になるのが夢のイチ歌舞伎ファンが書いているブログ

部屋にお花を飾るようにしたら毎日が楽しくなった話

こんにちは、ジュリー下戸です。

最近、近所にお花屋さんができました。いい機会だなと思って、部屋にお花を飾るようにしたのですが、これがなんというか、楽しい。花なんて良くわかんないし、消耗品のインテリア雑貨としてのお花なんてコスパ悪すぎじゃない?とか思ってた過去の自分ぶん殴りたい。

お花のおかげで、なんでもない日々に楽しみが生まれたので、このブログを読んでいる方にもおすそ分けしたい。花はいいぞ。(ちなみにわたしはカーネーションと薔薇の見分けもちょっと怪しいレベルの花音痴です。)

花屋に行く

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そもそもわたしがどうして突然「花屋に行こう」と思ったのかというと、わたしが敬愛してやまない作家・山内マリコ先生の著書「買い物とわたし~お伊勢丹より愛をこめて~」P.186「お花作戦~雑貨病の克服~」に影響を受けたからなのでした。*1

著書の詳細はこちら。↓

買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて (文春文庫)

買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて (文春文庫)

 

(前略)でもちょっと外出したときに、なにか買って帰りたいという気持ちは抑えられない.......。

そういうときは原点に立ち返って、花を買うことにした。たいていの花は雑貨より可愛いし(中略)

前は花を買うとき、すぐに枯れちゃうんだからもったいないなぁと渋る気持ちがあったけど、雑貨を買う代わりにお花を買っているんだと思うと、なんだかすごく、いいことをしている気分になる。心の隙間は、花で埋めるに限る。

(山内マリコさま「買い物とわたし~お伊勢丹より愛をこめて~」P.186「お花作戦~雑貨病の克服~」より)

 この「買い物とわたし」、時々思い当たる節を指摘されては「ギッ...ギクゥ~~~!!」となることウケアイなのですが、特にこの「外出したときに何か買って帰りたい病」というのは結構深刻で、いい加減にしたいなと思っていたのです。そこに、ひとつの解決策。雑貨より、お花を買おう。これは目から鱗でした。

そこに、なんとも都合のいいことに、家から歩いて30秒のところにお花屋さんがオープンしたのです。これは、花を買えということに違いない。きっと運命の花屋に違いない。サボテンすら枯らしたことのあるわたしだが、この際それは忘れよう。花を!花を買わなくちゃ!!!

花を買う

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さて、花屋に入ったものの、家に飾る花って何がいいんだろう。お供えものっぽくならなくて、香りが控えめで、あまり手のかからないものがいい。ヴィジュアルだけで言ったらカスミソウ?がいいな。

しかし、冒頭でちらっと書いてありますがわたしは花音痴。庭師の孫とは思えないほど、花に関する知識が乏しいのです。カスミソウだと思って購入した花は、レースフラワーという、全く別の花でした(包んでもらっているときに教えてもらった)。

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初めて買った花、レースフラワー。ひょろひょろのバオバブみたいだな!とすっかり気に入り、帰宅するたびに「ただいま~」と声をかけていました。シンプルだし、香りもほとんどなく、それでも確かな存在感。花デビューにはもってこいでした。

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次に購入したのは、シャクヤクとユリ。

レースフラワーが想像以上に長持ちしてなかなか次のお花へ買い替えることができず、しびれを切らして花瓶をもう1本追加しました。後述しますが、ここで「蕾が徐々に花開いていく楽しみ」を初めて味わいます。そして枯れる寂しさも。諸行無常

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このお花の名前を忘れてしまったので、お詳しい方教えてください。たしか「マ」がついたような、つかなかったような...。子供が描いたお花の絵みたいなかわいいフォルムが気に入って購入しました。思ったより香りが強くて驚いたけど、わたしは好きです。

お店にもよるとおもいますが、だいたい1束400円くらいなんですよね。「すぐ枯れる」といいつつ、1週間はしっかり楽しめるし、枯れゆく様もいとをかし。おいおい、コスパいいじゃん!花!

花を生ける

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室内で花を愛でる習慣のなかったわたしにとって、切り花といえど「こいつ生きてる!」と実感したのは驚くべきことでした。毎日水は減るし、小さかった蕾は少しずつ開いていきます。

「お世話」と呼ぶほどでもないけれど、咲いてきたお花が少しでもよく見えるように位置を変えたり、色のおかしくなった葉をもいだり、固まりかけている蜜を拭いたり、開きかけた花弁の隙間に鼻を近づけて香りをかいだりと、日々は花とともにありました。

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開いてきたシャクヤクの見事なこと!毎日家に帰るのが楽しみで、「昨日より開いてる!!」と彼氏に報告したりとおおはしゃぎ。枯れ始めはとても切なくて、落ちる花弁を拾っては「枯れちゃうのね...」と声をかけていました。

インテリア雑貨だなんて言ってごめんよ。お前は立派な家族だよ

蕾を贈る

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自分が好きなものを他人が好きとは限りませんが、わたしの場合間違いなく花が好きな人物が身近にいました。母です。

今年、わたしのお花生活元年、母の日に花を贈りました。母の好きなピンクと赤のカーネーションの花束。もちろん、ごひいきにしているお花屋さんで買いました。花束のうちいくつかはまだ固くとじた蕾のままで、咲くのをお楽しみにね、とプレゼントしました。

「花を贈る」って、なんだか気障。でも、わたしはどうしても母に花を贈りたかった。もちろん「母の日にはカーネーションを」という風習にのっとったものではあります。でも、それに加えて「蕾が花開くまでの楽しみを味わう時間」もプレゼントできるのですから、素敵なことです。満開のブーケより、蕾の多い花束を選んだのはそのため。お花がくれる「生活のうるおい」って、抽象的な言葉だなと思っていたけれど、きっと「ちょっとした楽しみ」のことを言うのだわ、と気づいた花音痴なのでした。

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あ!!!無事にカスミソウを買えました!!!!!!かわいい!!!!!

ジュリー下戸でした。ありがとうございました。

*1:先生のイベントに行ってきたレポはこちら。↓