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ジュリー下戸の歌舞かれて東京

歌舞伎のイヤホンガイド解説員になるのが夢のイチ歌舞伎ファンが書いているブログ

新春浅草歌舞伎を観に行きました

歌舞伎大好き!

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こんにちは、ジュリー下戸です。
電車でお絵かきをしていると視線が気になったものですが、今はそうでもなくなりました。慣れって怖いですね。通勤電車も、没頭していればあっという間です。いい趣味を持ったものです。
 

デビュー

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さて、2016年の舞台はじめにして、わたしの古典歌舞伎デビュー(大事)!!「新春浅草歌舞伎」に行ってきました。
スーパー歌舞伎ワンピースに衝撃を受け「歌舞伎すげえ.........」と、新橋演舞場でワナワナ震えたのが昨年10月のこと。やっと古典歌舞伎に触れられるぞ~~~と、スキップしそうになりながら浅草公会堂へ。
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舞台はじめだし、お正月だし、めでたいし!!ということで、安直に真っ赤なニットを着て行きました。そして昨年末、古典歌舞伎デビューの日につけて行こうと思い立ってオーダーしておいた、イヤリングをつけました。
大好きな大好きなwakuseiさんのイヤリング!琵琶湖のビーチグラスで作られています。テーマはズバリ「歌舞伎」でお願いしました♡アア~~~かわいい~~~おめでたい~~~
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曇天につき、せっかくの写真も真っ暗。スマホクオリティだから仕方ないのかもしれないけど、悔しいから今度はちゃんとカメラを持っていこうと思います...とりあえず記念にぱちぱち。
 
今回は第一部のみの観劇です。
入ってすぐ、プログラムとイヤホンガイドをゲット。休憩時間がゆったりだから、お席でもぐもぐできていいわねと思いながらカツサンドも買いました。
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このカツサンドが最高すぎました。これより安いカツサンドが客席で練り売られていたときは衝撃を受けましたが、でもやっぱりこっちのカツサンドの方が美味しいと思いたい。
 

お年玉

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幕がニュルンと動いて、登場したのは尾上松也さん。黒紋付の袴をお召しでした。歌舞伎らしく、よく通るお声での御挨拶。「音羽屋!」の大向こうが飛び交います。ああ、歌舞伎を観に来ている!!という感動がありました(ワンピース歌舞伎では、わたしが観た回はあまり大向こうが聞こえなかったのです/千秋楽は結構いたけど)。
マイクを置いて「ええ~みなさま、こんにちは」と現代語で話し始めた松也さんに、お客さんも笑顔。わたしも笑顔。そのまま歌舞伎調でお話するのかと思ったわよ。
御挨拶の最後に、松也さんが「携帯電話の電源を切って」という趣旨のことを、結構時間をさいて注意なさる。「決めのときにアラームなんかが鳴っちゃうと、こちらも、ちょっとちょっとー!!って思ってしまうから」と笑いもとりつつお願いしていました(「って、言ってこいって言われたんです笑」と言っていた)。
ていうか、こういうことを歌舞伎役者本人が言う(そして「携帯電話が鳴ると不快」と本人が言う)んだ~って思いました。とってもいいと思います。
 

わたしとイヤホンガイド

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イヤホンガイドがあれば古典歌舞伎も怖くない!ってネットで見た!!ので、すぐにゲットしました。美術館のそれみたいな感じかな?と思っていたけど、微妙に違っていて、リアルタイムで「今出てきたのが〇〇で、演じるのは△△で、これからこんなことになるよ」って耳元で教えてくれる。すごい。
特に、今出てきた役者が誰か教えてくれるのは、歌舞伎を見慣れていないわたしみたいな人にはすごくありがたかった。お化粧されたら誰か分からないよーってこともある。
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イヤホンガイドで面白いのが「ハイッ次!!名場面くるよ!!」って予告してくれるとこ。基本、淡々としているんだけど、歌舞伎への愛が感じられる熱っぽさがあり、それがたまらなかったです。
 
で、これは笑い話なのですが、
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おぼろ月夜、遠く聞こえる厄落としの声、女装の美青年(中村隼人さん)、聞いたことある名台詞。夢にまで見た古典歌舞伎の、あまりに美しい場面。「待ってました!」の大向こうに、全力で同意するわたし。ああ、なんて美しいの、縁起がいいわね、あなたの美しさの前じゃうまくいかないことなんて何も........
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(間髪入れず)イヤホンガイド「これだけ悪事をはたらいておきながら『縁起がいい』と言うのですから、相当のワルです」
じゅりさん「余韻!!!!!!!!(おこ)
 
 

感想

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さて、以下舞台そのものの感想ですが、わたしみたいな半年ROMるのがベストな新規参入者が言うことですから、マジレスご遠慮くださいませ.......「いや、そこの面白さそーゆーんじゃないから」と言わず、どうぞ笑って許して........
 
三人吉三巴白波
お嬢が男に戻る瞬間の、おかしさやゾクッとする色気(女のふりをしている時よりも、男であるときのそれ)に、すっかり参ってしまいました。隼人くんすごい。あんなに美しいお嬢が、女の子を川へ突き落とした後に「ほう、今日は節分か」なんてニヤッと笑う、あの場面がしぬほど好きです。お坊が、自らの腕を傷つけたのち布で腕をぐるぐる巻きにするのですが、その時に布をはむっとくわえて器用に巻いていくのがかわいくて、ずっと見とれておりました。ラスト、スローモーションで退場していく3人がかわいくっておかしくってニコニコしてしまい、歌舞伎って楽しいんだなあ!と思った次第です。
 
土佐絵
実のところ、日本舞踊の坂東流の家元である坂東巳之助さんがいたるところで「舞踊は目と耳で楽しめばそれで良し」みたいなことをおっしゃっていますが、今日の今日まで少し疑っていたわたしなのでした。ちょっと試すような気持ちで座っていたのですが、結果家元の言う通りだったー!着物の柄に込められた粋な意味を、イヤホンガイドでばっちり補完。大きな手を広げて踊る家元めちゃめちゃかっこよかったです(語彙)。そして、しんごちゃんがあまりにも女としてかわいいので、呻きそうになりました。打掛けをはらりと脱いだあとの細~いシルエットにおったまげ。
 
与話情浮名横櫛
そんなにおみ足かっぴらいてちょ、ちょ、ちょっと~!///という気持ちで観ました。ごめんなさい。歌舞伎ではよくあることなのかもしれないけれど初心者には刺激が強かったです(笑)。そして、笑って笑って、ラストはしっかり泣いてしまいました。よねこさん「資生堂のおしろいなのよ♡」なんてジョークも効いてて、茶目っ気たっぷり。おうちの外で石を弄ぶ松也さんがほんっっっと~~~にかわいくて、安には申し訳ないけど話ほとんど聞いてなかった(笑)。石を並べてはじいて、影になるとこまで石が飛んでって、それを拾いに行ってほとんど姿が見えなくなる松也さん。ずるいな。
 

内訳

松也さんのむっちりとした太ももに気を取られて、このブログのテーマである「安月給で歌舞伎ファンやってけんのか」という問題のことをすっかり忘れておりましたね。内訳こんなかんじです。
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個人的に、初見でイヤホンガイドは外せないなアと思いました。おかわりで観るなら話は別ですが。解説も楽しかったし、雑学と言っていいお話(着物の柄とか)もちょいちょい挟まれるのでお勉強になりました。今回のおまけである出演者のトークもゆるくて微笑ましかったです...
 
今回の発見
  • カツサンドは安い方で良かった
  • イヤホンガイドは(わたしは)あった方が楽しい、でも不要に思う人の気持ちもよく分かる
  • オペラグラス、いらないと思ってたけど欲しい(視力が足りない)
  • 歌舞伎は思っていたよりずっと分かりやすい
歌舞伎=何言ってるのか全然分からない問題は、イヤホンガイドがだいたい解決してくれるので、みんなどんどん歌舞伎を観ればいいと思ったし、分からなくてもその語感を心地よく聞ければオッケーだな、と思いました。だって目で観てるだけで楽しいもん。心配して損した。
今回はとっても若い人たちの公演でしたが、大ベテランたちが演じているのも観てみたいなあ。きっと物凄いんだろうなあ。夢は膨らむばかりです。
 
次の鑑賞予定は1月26日、新春浅草歌舞伎の第二部です。
ジュリー下戸でした。ありがとうございました!
 
おまけ
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前日、観に行けることが嬉しくてたまらず描いた絵。
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このブログはスマホでのみ動作確認を行っていますので、ぜひスマホの画面で見てくださいね。